カスタムしすぎるとノーマルが恋しくなる|スティードフルカスタムの末路

しばらく更新できず、申し訳ない。

スティード600

気がついたら、こんなんなっちゃいました。

スティードを手に入れて約1年。廃盤になったパーツを探しながら理想のスタイルに近づけたつもりです。「上品で硬派なボバー」ノーマルスタイルを活かしながらの攻撃力。

フルカスタムの定義

果たしてどこからがフルカスタムなのだろうか、いまいち定義と言うものは存在しないけど。

パッと見スティードだっていうのがわからない時点で、フルカスタムなのだろうか。

それとも後戻りできないものがフルカスタムだと言うのならば、スティードの場合はフラットフェンダー化でルカスタム完了となる。

ただ、僕はこの記事を参照にしていただければわかる通り、フラットフェンダーにはしない。

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ノーマルが恋しくなる理由

アタックバーは攻撃的でテンション上がる

乗りづらい。

それはもう圧倒的な乗りづらさにあるんじゃないかと僕は思っている。

覚えておいてほしい。カスタムとは、ノーマルのバランスを崩すこと。

どんどんバランスが崩れていき、乗りづらくなってくる。

付けてる人がいない極太シシーバー(ガレージT&F)

ノーマルマフラーはものすごい重いんですが、カスタムすると重量が軽くなって良いことになるように思えるんですが、乗りやすいバランスというものが存在していて。

正直、マフラーが軽くなったことで出足は良いが、やはりフラフラする。重量バランスもすごく意味のあることなんだなと痛感します。

一瞬はいいんですよ。攻撃的なカスタムの独特なスタイリングというか、所有欲は増します。

カスタムした完成形というよりは、そのカスタムするプロセスに価値があるように思います。だから終わりなきカスタムし続ける車両こそが、僕に合ってるように思いました。

アレンネスのカバーがお気に入り

それでも僕はカスタムをする

自分の中でのスティードの終点を見つけてしまったんです。

思い出は深い

このまま先が見えたというか、トリプルツリーの角度を寝かせて、リアをローダウンして。

「ああ、終わりだな」と。

これは僕だけの病気なので気にしないでいいです。

記憶をたどっていって、これこそが終わりのバイクだなと当時は思っていたのですが、あのバイクとすれ違うたびにまた高校生だった頃の記憶が蘇ってきました。

「また単気筒に戻りたい」と。

孤独なナイトランが我が故郷

スティード600を手放すことにしました

いろいろありましたが、悩みに悩んだ結果、手放すことにしました。

Instagramで新オーナー募集してみたところ、20件を超える問い合わせがありました。ありがたいことですね。

僕の作り上げたスティードが、次のオーナー様のもとで、新しい愛車として活躍してくれることを嬉しく思います。

次のオーナーは奈良県の方でした。なんと18歳。父親へのプレゼントだそうです。詳しくは話せないのですが、そのエピソードがまた感動するものでした。

お金ではなく、この方に譲ることを直感で決めました。

もはやこの方に譲るためにスティードで活動してきたのではと思う位、腑に落ちるものがありました。

さよならスティード。

また、巡り会う時を。

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あのバイクは、次回。

ありがとう。スティード

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