令和にスティード600を買った理由|35年前の名車

STEED600 VLX 1991年式

もう正直バイクに乗る気はなかった

昔、大きな事故を起こしてからバイクに乗ることを封印して、まぁ250cc位ならいいだろうと思って、エストレヤを中古でいただいたり。

だけどカワサキのキャブ車はなかなか出発したい時に出発できないようなご機嫌だったので、最新型のダックス125を購入してしばらく乗っていました。

すごく良いバイクでしたよ。

ただ、おもちゃとしては小回りが効いてすごく楽しいのですが、こちらは福岡の田舎なので果てしない直線が多いんですよね。

ちょっと排気量不足を感じているタイミングで、引っ越しに伴い一緒に連れて行くべきかどうか悩んだあげくに、売却してしまいました。

35年ぶりのスティード600との出会い

うちの親父も77歳になり、だんだん年老いていく中、少し昔を思い出しました。

多分親父が母親と結婚してから初めて買ったバイク、スティード600の記憶です。

おとなしかった親父が僕が小学校6年生の時に突然買ってきたデカいバイクに衝撃を受けて、いろいろな場所にツーリングに連れて行ってもらいました。

僕は神奈川県出身なので、近場は成瀬や町田。遠いところだと江ノ島や箱根まで。あの頃の記憶は鮮明にあります。

ふと今、生きてるうちに後ろに乗せて少しツーリングに連れてってあげたいなーなんてふと思ったところで、奇跡的な出会いを。

破格、ジモティーで30分落札

何か予感がして、ジモティーを開いたらスティード600がありえない価格で出品されていました。

「ふーん…」とか思いながら詳しく見てみると、なんと福岡市早良区!近い!さらによく見てみると、出品30分で70いいね越え!フルノーマル!これはやばいっ!

1991年式・走行36,000km・車検あり・か…よし…

音速で購入しました。

400ccではなく600ccにこだわった理由

令和の今見てもカッケー

結論から言って、まるで別物だからです。

≪ワイドレシオ4速リターンの恩恵≫

親父が乗っていたスティード600を内緒で中免で乗らせてもらってたのですが…(時効希望)高校時代の友人のバルカンやドラッグスターより、ものすごいトルクだったんですよね。(当時はアホだったんでまるで気づかず)

ワイドレシオの4速の極太トルクはなかなか似たエンジンが無いんじゃないでしょうか。このあとSRXやドゥカティ、SR500やロイヤルエンフィールド535に乗ってきましたがこのスティード600の乗り味は強烈でした。

コレ。

高校卒業後、ちょうど専門学校に入るときにスプリンガーフォークのスティードVLSが出て、親父が僕も乗れるようにと乗り換えてくれたのですが、400ccなので全くのパワー不足。比べるとよくわかりましたね。見た目はとてもカッコいいんですが…600を味わうと満足できなかったです。

別に「真のスティードだ!」とかでマウントを取るつもりはないですが、600が別物と感じたのはそういう理由です。

《600見分ける方法》エンジンの刻印が6Eだと600cc

手に入れたスティード600の状態

よーく見ると結構ボロいが…

STEED600 VLX
1991年式・走行36,000km

雨ざらしの期間があったのか、ノーマル状態のままそのままボロくなった印象です。

一か八かで購入しましたが、ノーマルボルトのまま固着している状態が多く、カスタムされていない個体と見ることができます。

後は事故車ですが、ここの部分を見れば一目瞭然なので中古車の場合はここを必ず見てくださいとプロの方に言われました。

ハンドルロックのフレーム側ですね。この車両は激しくこけたとかそういったものがない車両のようです。この部分が変形していたり、修正した跡があれば立ちゴケを繰り返したか、事故車の可能性が高いということ。

スティードは何km走るのか?

36,496kmは過走行に見られがちですが、まだまだ走り続けると思います。

ただ資産価値の面ではほとんどないですが、乗り潰すのであれば、12万kmぐらい走ってるスティードを見たことがあるので耐久性のポテンシャルは秘めているでしょう。

部品もヤフオクを見れば結構出ています。かなり売れた車両なので(400ccは)自分が生きてるうちに部品に困る事はあまりないんじゃないかなと思います。600と400外観まるで一緒ですからね。共通部品がほとんどです。

過走行でも資産価値を持たせる方法

大好きなスティードの純正キー

実はあるんですよ。

それはフルカスタムです。

メーター交換で走行距離の減算車両でもフルカスタムの車両は60万〜80万で販売されています。

主にチョッパー、ボバー、フリスコが人気がありますね(‘ω’)

ショップのフルカスタムだけでは?と思われがちなのですが実は違って、素人のフルカスタム車両でも良い値がついています。多分そこから自分好みに変えたほうが早いんでしょうね。

ちょうどこの中で僕はボバーが好きなので、ヴィンテージボバースタイルに仕上げて、うまく資産価値も上げて行きたいと思っています。(まぁお金かけてその分乗っかるだけじゃ資産価値とは言えませんがw)

より深い記事↓↓↓

スティード600との大切な記憶|過去をやり直す方法を見つけたかもしれない話
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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